『South China Morning Post』は26日、「中国のサッカー関係者は、バカげた正義で上海申花のチン・シェンを生贄にした」というコラムを掲載した。

先日行われた中国超級リーグ、上海申花対天津権健で発生した事件は世界的に大きな話題になった。

上海申花のMFチン・シェンがコーナーキックの際にベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルの足を踏み、退場することになったのだ。

このプレーの動画は世界中で拡散されることになり、チン・シェンはクラブからBチーム送りにされ、給与の支払まで保留された。

さらに中国サッカー協会からは彼に対して半年間の出場停止、さらに120万元(およそ193万円)の罰金という厳しい処分が下されることになった。

しかし、コラムを書いたアンドリュー・マレン記者は「これはあまりにも厳しすぎる処分であり、チン・シェンは中国のメンツを守るためのスケープゴート(生贄)になった」と書いた。

アンドリュー・マレン

「上海申花のチン・シェンに下された処分は、『恐ろしい踏みつけ』としてメディアで告発された。彼がレッドカードに値したことは誰もが同意するだろう。

しかしながら、ウルグアイ代表のルイス・スアレスが3度目の噛みつきで受けた処分は4ヶ月の出場停止だった。

もしこれがヨーロッパで行われた行為であれば、おそらく3〜6試合の出場停止になったはずだ。6ヶ月の出場停止というのは不合理である」

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