『Gazzetta dello Sport』は3日、「イタリア・セリエAのインテルは、ナポリのマウリツィオ・サリ氏の招聘を検討している」と報じた。

今季途中からインテルの指揮を執っているステファノ・ピオーリ監督は、シーズン終了と共に退任する可能性が高いと考えられている。

そこでクラブは次期指揮官を探していると伝えられており、チェルシーのアントニオ・コンテ氏、アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ氏らが候補だと言われる。

中国の巨大企業蘇寧グループがオーナーを務めるインテルは大きな資金力を持っており、それを生かして有力な指導者を引き入れようとする試みがあるという。

しかし、コンテ氏とシメオネ氏についてはそれほど可能性が高いと考えられるほどの状況にはない。

彼らは単なる金銭では引き抜けないと考えられていることから、インテルはセカンドオプションとして現在ナポリのマウリツィオ・サリ氏をターゲットとしているという。

ナポリで好結果を残しているサリ監督は、元銀行員という珍しいキャリアを持つ指導者であるが、能力だけで下部リーグから這い上がってきた戦術家。

スター性には劣るとはいえ、このところ成績が振るわないインテルはサリ氏を引き抜くことで復活を図る可能性があるという。

また、これによってローマを退任する可能性が高いルチアーノ・スパレッティ氏は第4オプションに下がるとのことだ。

さらに、『Gazzetta dello Sport』によればインテルは、ローマに所属しているイタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシの獲得にも向かっているという。

現在ローマとの契約が今季限りとなっているデ・ロッシ。クラブ側は今550万ユーロ(およそ6.7億円)の2年契約を提示していると言われるが、選手側はまだ判断を保留している。

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