『FourFourTwo』は3日、「インド1部で昨季王者となったアイザウルFCは、連盟のリーグ統合計画に断固反対している」と報じた。

2014年に開幕したインディアン・スーパーリーグが大成功を収めたインド。

わずか3ヶ月という短いスパンで行われることで、多くのスター選手の参戦が可能となった。

アメリカなどの会社が協力したこともあって試合も派手に演出され、各地のスタジアムに多くの観客が詰めかけた。

しかし、インディアン・スーパーリーグはインドのトップディヴィジョンではなく、あくまでFIFA管轄外のエキシビションであった。

公式の大会であるIリーグから選手を借りて行うという歪な状況にもなっており、連盟はそれらを統合する計画を進めていた。

そして今回、2017-18シーズンに向けてインドサッカー連盟は3部構成となる新リーグ構想を発表した。

そのトップディヴィジョンはインディアン・スーパーリーグをベースとしたものになり、そこにI-リーグのクラブを加える形となるという。

ところが、それに強く反対の声を上げたのはアイザウルFC。今季11勝4分け3敗という結果でI-リーグ初優勝を遂げたクラブだ。

1984年に創設された彼らは、2015年に2部から昇格したばかりで、昨季は8位と苦戦した。

しかし今季は一転、序盤から好調なパフォーマンスを見せて首位に立ち、驚きのリーグタイトルを獲得したのである。

だが、インドサッカー連盟が発表した新リーグ構想の1部には、このアイザウイFCの名前がなかった。チャンピオンでありながら「強制降格」させられる状況になってしまったのである。

アイザウイFCはツイッターを通してクラブ公式の声明を発表し、連盟の判断に抗議すると通告。スポーツ大臣やAFCも訴えていくことを明らかにしている。

その他、インドサッカー連盟事務所付近でのデモやハンガーストライキ、自殺による抗議なども示唆している。

インドサッカー連盟はこれを受けて土曜日に再び会合を行う予定であるとのことで、どのような結論に達するのか注目される。

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