『AS』は5日、「レアル・マドリーと衣料メーカーの間で行われていた裁判についての判決が出た」と報じた。

昨年5月、198クローシング&ミュージックというブランドがあるシャツを発売した。それは1939年まで使われていたレアル・マドリーのエンブレム(のようなもの)をあしらった白いシャツだった。

これに対してレアル・マドリーは知的財産権の侵害であるとして訴えを起こし、一時は警察が198クローシング&ミュージックから全ての当該のシャツを押収している。

しかし先日行われた裁判において、レアル・マドリーの訴えは棄却されることになった。

「レアル・マドリーの公式ブランドとの間に混同を起こす可能性はない」という理由からである(フランク三浦の裁判と似ている)。

裁判長のゴンサロ・カラスコ氏は「レアル・マドリーの反応は、知的財産を保護するよりも表現の自由に反している」として、これによって商業的被害を受けていないと判断した。

なお、この判決に対して198クローシング&ミュージックが掲載した声明がなかなかイケている。

198クローシング&ミュージック

「我々は、生まれる前に禁止されたシャツを作り、レアル・マドリーに勝利しました。

このマドリードにあるサッカーチームのシャツは、戦士たる勇気を持ち、マナーを尊重し、潔白でクリーンであり続け、スペインの税金を支払い、フェアなプレーをし、不動産投機をせず、ビジネスではなくサッカーを愛し、お金よりも重要な価値に目をやっています」

なお、購入についてはこちらから可能。海外配送にも対応している。価格は39.95ユーロ(およそ4950円)。

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