27日、U-20ワールドカップのグループステージ最終節でイタリアと対戦した日本代表。

試合は開始7分で2ゴールを奪われる非常に厳しい展開となったが、50分までに追い付く粘りを発揮すると、グループ3位で決勝トーナメント進出を決めた。

一時は絶望的な状況にも陥った日本を救ったのは、右サイドの堂安律。

家長、宇佐美らを生んだガンバ大阪ユースの“最新傑作”ともいえるこの18歳のレフティーは、22分にチームの流れを一変させる追撃弾を決めると、後半にはメッシさながらのドリブルであのイタリアDF3、4人を翻弄し同点ゴールを決めたのだ。

※「Youtubeで見る」からご覧ください。同点ゴールは00:42~、逆転ゴールは1:21~から。

この堂安のセンセーショナルな活躍には、どうやらFIFAも惚れ込んだ様子。

FIFAが試合後に配信する公式動画は、基本的に得点シーンが主なコンパクトにまとめられたものだが、今回はゴール以外、それもそこまで決定的でないものまで、堂安絡みのプレーが4度もピックアップされていたのだ(00:53~、01:02~、01:10~、01:40~)。

さらにFIFAは、公式Twitterアカウントでこの動画を紹介する際にこう表現した。

「これが彼が“日本のメッシ”と呼ばれる理由だ!」

AFC U-19選手権で大会最優秀選手に輝いた堂安だが、そのプレー内容を見ると、必ずしも受賞が相応しいとはいえず、本人もそれを自覚していた。

しかし、この大会でその才能が本物であること、自らが受賞に足るだけの選手であったことを見事に証明している。決勝トーナメント以降の活躍にも期待したい。

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