8日、ワールドカップアジア最終予選の第8節となるオーストラリア対サウジアラビアの試合が行われた。

グループ首位争いであると同時に、他の会場よりも数日早く開催されたことで大きな注目を集めたこの試合。

キックオフから間もない前半6分過ぎ、意外な形からスコアが動く。

サウジアラビアのGKアル・ムサイラムが足を滑らせ、パントキックをミス。それがFWトミ・ユリッチに渡ってしまい、無人のゴールに流し込まれたのだ。

これをキッカケに試合は激しい動きを見せていく。

サウジアラビアは3バックを敷くオーストラリアのサイド、そして裏のスペースを利用して攻撃を仕掛け、23分にはMFサーラム・アル・ドサリが同点ゴールを決める。

しかし36分にはオーストラリアが再びリード。右サイドを破ったFWマシュー・レッキーのクロスを再びユリッチ!ヘディングでネットを揺らした。

だが前半アディショナルタイム、今度はサウジアラビアが意地を見せる。

右から逆サイドへとスクエアのロングパスが通り、MFタイシル・アル・ジャサムがヘッドで落として、FWムハンマド・アル・サハラウィがシュート!これがゴールに決まり、2-2で前半が終了する。

そして迎えた後半、敵陣における圧力を高めることでペースを掴んだオーストラリアが追加点を奪う。

DFアル・ブライキからボールを奪ってカウンターを仕掛け、一度引っかかるもセカンドボールをアーロン・ムーイが拾ってパス。

それを受けたMFトム・ロギッチが左足を振りぬくと、これがサウジアラビアゴールに突き刺さる!64分にオーストラリアがリードを奪った。

サウジアラビアは69分にMFアブドゥラー・アティーフ、81分にFWアブドゥルファター・アシーリとFWサルマン・アル・ムアイシルを同時投入するなど攻撃に手を打つも、なかなかペースを握れず。

試合はこのまま3-2で終了し、開始前に3位であったオーストラリアが勝点3を奪取。

これでグループBは日本、オーストラリア、サウジアラビアが勝点16で並ぶ大混戦に。もし13日の試合で日本がイラクに敗れれば、全く予選の行方がわからなくなる。

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