先週、ロシアで開幕したFIFAコンフェデレーションズカップ。

同大会はワールドカップの前年に開催されており、各大陸の選手権などを制した8チームが2組に分かれ、各上位2チームが準決勝へ進出する。

21日はグループAの第2節2試合が行われたが、メキシコとニュージーランドの一戦は思わぬ展開となった。

実力を考えればニュージーランドの劣勢は明らかだった。しかし、初戦から8人を代えて臨んだメキシコは、序盤こそ相手ゴールに近づいたものの、ゴール前に鍵をかける相手に次第に攻め手を失う。

さらにDFのカルロス・サルセドが負傷交代。重苦しい空気のなか、42分、DFラインの間にぽっかりと空いたスペースを突かれ、ニュージーランドのクリス・ウッドに先制ゴールを許してしまう。

よもや1点を追う展開となったメキシコだが、後半からエクトル・エレーラを投入するとこれが功を奏する。

54分、ラウール・ヒメネスが強烈なシュートを突き刺して同点に。73分には、左サイドを独力で突破したハビエル・アキーノの折り返しを、33歳オリベ・ペラルタが左足で合わせて勝ち越しに成功した。

その後は追加点を奪えず、また、相手のシュートがポストを直撃するなど冷や汗もかいたが、2-1で逃げ切り、今大会の初勝利をあげた。

その結果、メキシコはこの日の第一試合でロシアを下したポルトガルと勝点・得失点差で並び、総得点で首位に浮上。一方、連敗のニュージーランドは、大会からの敗退第一号となった。

グループ最終節は24日に行われ、メキシコは開催国ロシアと、ニュージーランドはポルトガルと対戦する。

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