ここ数年、日本のサッカー界では久保建英(FC東京)が“天才少年”として騒がれてきたが、将棋の世界では、昨今、史上最年少でプロの棋士となった藤井聡太四段の話題で持ち切りだ。

20日、澤田真吾六段との対局に勝利した藤井四段は、デビュー以来の連勝を28に伸ばし、30年前の1987年に神谷広志八段が達成した将棋界の最多連勝記録に並んだ。

14歳でまだ中学3年生。日本国民を勇気づける“天才棋士”の出現は、競技やジャンルの枠を超えてただ喜ばしい限りだが、実はこの勝利によって、サッカー界の連勝記録が破られていたことをご存知だっただろうか。

それがこちら。

昨年12月30日、ウェールズ1部のザ・ニュー・セインツが公式戦で27連勝を達成し、1970年代にオランダの名門アヤックスが樹立した26連勝を更新。これがギネス記録に認定された。

彼らはこの快挙で燃え尽きたのか、次の試合で敗れ記録は27でストップしている。そう、藤井四段は今回の勝利によって、サッカー界の記録も破ったというわけだ。

ちなみに欧州でのリーグ戦に限ると、1971~73年にあの黒豹ことエウゼビオを擁したポルトガルのベンフィカが29連勝を達成しており、UEFAによればこれが欧州での記録なんだそう(ただ1920~1923年にはチェコ・スロバキアのスパルタ・プラハが51連勝、2001~2003年にはヨルダンのアル・ファイサリーが32連勝を記録している)。

藤井四段は今月26日の対局で将棋界の記録更新に挑むことになるが、もし勝利すれば、ベンフィカのリーグ連勝記録にも並ぶこととなる。

なお、代表チームではスペイン代表が2008~2009年に15連勝、公式戦でもドイツ代表が2010~2012年に同じく15連勝を記録している。

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