主審が提示したレッドカードを、相手選手が撤回させるという珍事があった。

それが起きたのはMLSのフィラデルフィア・ユニオン対DCユナイテッド戦。後半28分に…。

タッチライン際で接触が起きると、主審はDCユナイテッドのMFルシアーノ・アコスタに一発レッドカードを突きつけた。

だが、アコスタともつれ合った相手MFハリス・メジュニャニンが、異議を申し立てたことでレッドカードは取り消しになったのだ。

レッドカードを対戦相手がわざわざ撤回させるのは、なかなかないこと…。このフェアプレーは現地で話題になっている。

結局、1人の退場者も出なかった試合はフィラデルフィアが1-0で勝利している。ただ、あの時点でもフィラデルフィアが1点をリードしており、もし逆の展開だったら違っていたかも…?

ソリン・ストイカ(主審)

「カードを取り下げたのは、プレーの後に(メジュニャニンが)蹴られてはいないと述べたからだ」

ハリス・メジュニャニン(フィラデルフィア・ユニオンMF)

「レフェリーのもとに行ったら、『蹴られたか?』と聞かれた。

『いや、彼は蹴っていない。押しただけだと思う』と答えたんだよ。

正直にならなくてはならない。蹴られたとは感じなかった。

というわけで、あれはレッドカードではなかった」

ベン・オルセン(DCユナイテッド監督)

「彼(メジュニャニン)は一流の選手、一流の人間だと思う」

メジュニャニンは1985年生まれの32歳。ボスニア・ヘルツェゴビナ代表として2014年ワールドカップにも出場した選手だ。デポルティーボ・ラ・コルーニャにも所属してことがあるボランチで、今年からMLSでプレーしている。