まだ19歳という若さのGKが、うつ病のために引退することになったと、『BBC』が伝えている。

引退を決断したのは、英4部リーグのルートン・タウンに所属していたGKクレイグ・キング。彼は1997年生まれの19歳だ(BBCでは20歳としているが、誕生日は7月1日なのでまだ19歳)。

キングはプロではなくより低いレベルでプレーすることを希望しているという。ルートンはその決断をリスペクトし理解するとして、今後もサポートを続けたいとしている。

ルートン・タウン

「クレイグがフットボールのキャリアとプロから離れた人生で成功してくれることを、クラブの全員が願っている。

ケニルワース・ロード(ルートンの本拠地)に彼が戻ってくることを楽しみにしている。いつでも歓迎されるゲストになるだろう」

クレイグ・キング

「思い出に残る9シーズンを過ごした後、僕はルートンを去ることに決めた。

人生で最も難しい決断だった。でも眠れない夜を何度も過ごした後で、この結論に至った。

この数年、僕はかなり深刻なうつ病に苦しんできた。

今シーズンは特に辛いものだった。そして、今はもう一度幸せになることに集中する時間が来たと感じている。

少年時代に憧れて愛していたはずの試合を徐々に嫌悪し始めていることには、胸が張り裂けるような思いだ。

それは自分が変えたいものさ。そして、唯一の方法はプロを辞めて、より低いレベルでフットボールを楽しみ始めることだと思う。

クラブは自分の状況を分かってくれて、この問題を解決しようと全力を尽くしてくれたことは素晴らしいものだった。

フィジコやクラブドクターはもの凄いサポートをしてくれたし、シーズン中ずっと助けてくれた。

でもクラブにいながらでは、現在の精神状態を改善させられないことは分かっている。今の僕はそういう段階にいる。

ルートン・タウンの全ての人々に感謝したい。何年にも渡って僕にしてくれた全てのことに。そして、僕を応援してくれたファンたち、このクラブに関わる全ての人達に。

このクラブにおける選手としての僕のキャリアは終わるけれど、Hatters(ルートンの愛称)をずっと愛しているし、応援していく。

そして、この9年間で僕に与えてくれたチャンスと思い出には永遠に感謝するだろう。

来季仲間たちが昇格を勝ち取り、リーグを登り続けるのを見ることを楽しみにしているよ!」

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