驚き。今シーズンのジェフ千葉を一言で表すにはこの言葉がピッタリだ。

新監督にアルゼンチン人のフアン・エスナイデル氏を迎えた今季。開幕から「ハイプレス・ハイライン」というキーワードが話題を呼んでいるが、その戦術は特異中の特異だ。

復権に向け、新たなチャレンジに取り組む千葉。今回のコラムでは、前半戦の戦いぶりを振り返る。

3センターハーフが指揮官のこだわり

ジェフ千葉の433

上図が今季の基本システムだ。

最後尾を守るのは佐藤優也。センターバックは近藤直也を柱に岡野洵、若狭大志、大久保裕樹、キム・ボムヨン、多々良敦斗が起用されている。右サイドバックは山本真希と北爪健吾、左は乾貴哉とキム・ボムヨンが争う。

アンカーは熊谷アンドリューと佐藤勇人がしのぎを削り、インサイドハーフは町田也真人、高橋壱晟を軸にエドゥアルド・アランダ、ホルヘ・サリーナス、羽生直剛が顔を揃える。

ウイングは右が船山貴之、左が清武功暉で、センターフォワードは指宿洋史とホアキン・ラリベイが争う。

エスナイデル監督はアンカーを置いた3-5-2も採用しており、開幕当初はこの3バックをメインとしていた。現在は4バックが基本形であるが、チーム状況や対戦相手に応じて併用している。いずれにしても3センターハーフは不変であり、強いこだわりがうかがえる。

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