29日、モロッコのグラン・スタッド・ドゥ・タンジェで2017-18シーズンのフランススーパーカップ(トロフェ・デ・シャンピオン)が開催。

昨季リーグアンを制覇することに成功したモナコと、カップ戦王者のPSGが対戦し、シーズン開始を前に熱い戦いを繰り広げた。

今夏ベルナルド・シウヴァやティエムエ・バカヨコ、バンジャマン・メンディら主力を失ったモナコであるが、チームの完成度の高さを見せつけた。

ベルナルド・シウヴァが抜けた右サイドにはDFのジブリル・シディベを配置し、ボランチには新加入のユーリ・ティーレマンスを起用した。

ジャルディン監督の選択が功を奏する形で、前半30分にモナコが先制点を奪取する。

PSGのパスをカットしたところからカウンターを狙い、ティーレマンスが自陣から素晴らしいミドルレンジのスルーパスを通す。

裏に抜けだしたシディベが、前に詰めてきたGKアレオラの上を越す小さなループシュートをゴールに流し込んだのだ。

しかし、モナコの1点リードで迎えた後半は、PSGの新加入選手が躍動する番であった。

51分にシディベのファウルからフリーキックを得ると、右ウイングで先発したダニ・アウヴェスが強烈なシュートを叩き込む!

さらに63分、またも得点の基点になったのはダニ・アウヴェス。右サイドの裏に抜け出して決定的なクロスを入れ、ラビオのヘディングゴールをアシストした。

これによって逆転を果たしたPSGは、最後までこのリードを守り切って2-1で勝利を収めることに成功。スーパー杯5連覇を達成した。

一方敗れたモナコであるが、多くの主力を失いながらも、ティーレマンスの加入で中央からのパスという新しいオプションが加わった印象だ。チームの組織としての完成度も高く、今季も強さを見せそうだ。

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