「今年3月、バルセロナはPSG相手にラスト7分間で3ゴールを奪ったことで2戦合計6-5とセンセーショナルな勝利をあげ、UEFAチャンピオンズリーグの歴史において最も際立った逆転劇の一つを達成した。

その歴史的な夜で最も人々を鼓舞したのは、疑うまでもなくネイマールだった。

なぜなら、終盤の3得点のうち最初の2ゴールをあげ、完璧なチップキックのクロスでセルジ・ロベルトの逆転弾をアシストする輝かしい活躍を見せたからだ。

しかし翌日、その忘れられない出来事の感情の高ぶりは、すぐさま話題になったドラマティックな一枚の写真に要約されてしまう。

リオネル・メッシがまるでメシアのようなポーズで広告板に立って勝利を祝い、畏怖の念を持ったファンがメッシの栄光を賞賛するものだ。

その瞬間、ネイマールは『もうたくさんだ』と決心したのだ。

彼は驚くべき勝利をもたらすためにキャリアの中でも最高のパフォーマンスを披露したにもかかわらず、それでも誰もが皆、メッシを話題にしていたのだ」

アウェイでの1stレグを0-4と落としながらも、2ndレグで逆転に成功したバルセロナ。一時はPSGにゴールを許し3点が必要になったが、88分からの猛攻で3ゴールを奪い、サッカー史に残る大逆転劇を成し遂げたのだ。

そんなこの日の試合で大活躍したのが、ネイマールだった。