チームを支えるキーマンたち

冒頭で述べた通り、今季のヴェルディはとても手堅いチームに仕上がっている。3バックをメインとしたチームはバランスの良さが売り。

そのチームを支えるキープレーヤーを紹介していきたい。まずは、戦術の鍵を握るウイングバック。

安西幸輝(両)、安在和樹(両)、田村直也(右)、高木大輔(右)が主に起用されているが、“2人のアンザイ”がキーとなっている。

ロティーナ監督が「逆足のウイングバック」を頻繁に配置する為だ。

つまり、右サイドに左利きの選手を置き、左サイドに右利きの選手を置くのである。これにより、カットインからの攻めが可能となり、攻撃のバリエーション向上が見込める。

4-3-3のウイングで上記の逆足戦術を採るのは鉄板である。リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、アリエン・ロッベン、フランク・リベリ等が代表格だが、3バックのウイングバックで採用するのは極めて珍しい。

ロティーナ監督は膠着した試合展開を変える為に逆足戦術を活用しているが、両サイドを遜色なくこなす安西と強烈な左足が武器の安在が揃っているからこそ可能なのである。

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