シャペコエンセといえば、昨年11月にチームを乗せた飛行機が不運な墜落事故に遭い、選手やスタッフら71名が死亡。サッカーチームを襲った事故としては史上最悪規模であり、世界中から支援の輪が広がっていた。

そんな悲劇から立ち直ろうとするシャペコエンセに対し、浦和のサポーターはタイトルの獲得が決まった直後ながら応援のメッセージを掲出。

横断幕が意味するものは、「今度は南米王者とアジア王者という立場でクラブワールドカップで会おう」という“約束”だ(シャペコエンセはすでに今季のコパ・リベルタドーレスで敗退)。

この横断幕を見たシャペコエンセの選手たちはすぐさま浦和のゴール裏に駆け寄り、中には着ていたユニフォームを投げ入れるプレーヤーもいた。

試合後、DFグローリは「日本の皆さんが今回我々を温かく受け入れてくれたことを感謝しています。滞在中はすべてのプログラムをしっかりとケアしてくれましたし、街もきれいで、このような国はなかなかないと思います」とコメント。

また、浦和サポーターが用意した横断幕について、「私たちはリベルタドーレス杯などで様々なオマージュを受けてきましたが、このような美しい表現はありませんでした。改めて、日本の皆様のおもてなしに感謝したいです」と感謝のメッセージを残している。