29日朝、北朝鮮が中距離弾道ミサイルを太平洋側に向けて発射し、日本の上空を通過した。

日本では早期警戒システムが作動し、多くの交通機関が停止を余儀なくされるなど、様々な場所に影響が及んだ。

そして、その時に偶然日本を訪れていたのがオーストラリア代表チームだ。さいたまで31日に日本代表戦を控えているためだ。

オーストラリアサッカー協会は「日本の状況は監視している」と公式に声明を発表することになり、ファンに冷静な行動を呼びかけた。

そして、オーストラリア代表は今回のワールドカップ予選でこれが3度目の政治的事件との遭遇になったのだ。

まずは2015年9月、タジキスタンとのアウェイゲームに向けた遠征である。

タジキスタンでは政府と国防副大臣ナゾルゾダ氏が指揮する反政府武装集団の衝突が発生し、警察官や武装集団の多数が死亡した。オーストラリア代表が降り立つ予定であったドゥシャンベ空港の周辺でも軍事衝突があり、治安の悪化が懸念された。

そしてその1ヶ月後には、バングラデシュで日本人も含めた数名の外国人が殺害されるテロ事件が発生し、ISが犯行声明を出す騒ぎになった。オーストラリア代表は11月17日にバングラデシュとのワールドカップ予選を戦う予定になっており、セキュリティ面での調整を余儀なくされていた。

アウェイゲームで不運な出来事に遭遇してきたオーストラリア代表。今回もスポーツとは関係ない、北朝鮮からのミサイル発射という事件に対応する羽目になってしまった。ちなみに、オーストラリア代表FWロビー・クルーズは「ミサイルが発射されたことすら知らなかった」と語っているとのこと。