ワールドカップ南米予選で苦しむアルゼンチン代表。残り2試合の時点で5位に甘んじている。

この後にホームで戦える試合は、10月5日のペルー戦のみだ。『Tycsports』によれば、アルゼンチンサッカー協会はこの決戦を行う会場の変更を考慮しているという。

相手のペルーは同勝点ながら4位につけており、文字通り勝負の一戦になる。その試合会場をリーベルのエル・モヌメンタルから、ボカのラ・ボンボネーラに移すことを検討しているそうだ。

ただ、その願いは財政的、規制的、さらに感情的な理由によって棄却されるだろうという見方も。

というのもキャパシティ的にはモヌメンタルのほうが大きく、ボンボネーラはFIFAの基準を満たしていないという。そして、(それを満たすための?)プロセスにも時間がかかるとのこと。

それ以上に、アルゼンチン代表は苦々しい記憶がある。1969年の南米予選において、ボンボネーラでペルー代表と対戦したのだが、2-2で引き分けてしまった。その結果、アルゼンチンは1970年ワールドカップの出場権を逃したのだ(アルゼンチンが南米予選で敗退したのはこの一度だけ)。

リーベルのロドルフォ・ドノフリオ会長は「1969年に敗退が決まった時、私はスタジアムにいた。私ならペルー戦(の舞台)にあのスタジアムは選ばないだろう。別の試合ではあるだろうが…ペルー相手には万が一同じことが起こりうる」と語っているそう。果たして…。

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