好調のセレッソ大阪。

J1でも優勝を狙える位置につけており、JリーグYBCルヴァンカップでも準決勝に進出している。

そんなチームに最も古くから在籍している選手といえば、DF酒本憲幸。2003年にチームに加入して以降C大阪一筋を貫いており、すでに300試合以上に出場している。

今年が15シーズン目を迎えるそんな酒本だが、今季は試練のシーズンとなっている。

ここまで24試合を消化したJ1では1試合も出場しておらず、それどころかなんとベンチ入りすら果たしていない状況が続いているのだ。

C大阪では松田陸が右サイドのレギュラーを掴んでおり、松田が欠場した試合ではそのポジションに田中裕介が入る。

そうした状況の中で酒本の出番はめっきりと減っており、同じポジションであった椋原健太もこの夏サンフレッチェ広島へと活躍の場を移した(期限付き移籍)。

酒本がトップチームの選手として出場した公式戦は、ルヴァンカップ4試合と天皇杯1試合を合わせた計5試合。いわゆる「カップ戦要員」に近い扱いとなっており、U-23チームの一員としてJ3でも4試合プレーしている。

酒本は世間的にそれほど有名な選手ではないが、C大阪ファンにとってはクラブ愛を貫く特別な選手だ。実力の世界とは言え、酒本ほどのベテランがJ1で1試合もベンチに入れないというのは、時代の移り変わりを感じさせる出来事である。