『Inside』は8日、「国際サッカー連盟(FIFA)がワールドカップ予選の再試合を命じたことに対し、南アフリカサッカー協会(SAFA)が激怒している」と報じた。
問題になっているのは昨年11月のワールドカップ・アフリカ予選。南アフリカがセネガルを2-1で下した試合である。
審判を務めたジョセフ・ランプティ(ガーナ)は、「存在しないはずのハンド」を南アフリカに与え、それが決勝ゴールになった。
ジョセフ・ランプティは不法賭博で利益を得ている八百長フィクサーの指示を受けていたと考えられており、国際賭博監視会社の調査では事実「怪しい動き」が確認されたという。
FIFAはそのためこの試合の結果を無効とし、今年11月に再試合を行うことを決めたのである。
異例の裁定…アフリカ予選、昨年11月の南アフリカ対セネガルが再試合に https://t.co/HLB0Y9UZuS
— サッカーニュース Qoly(コリー) (@Qoly_Live) 2017年9月6日
ところが、それに納得行かないのは勝った南アフリカである。
それもそのはず、彼らはもともと審判を買収したわけでもなく、審判を任命したわけでもない。FIFAとフィクサーの影響で翻弄されているだけに過ぎないわけで…。
南アフリカサッカー協会のノーマン・アレンゼ会長は、まずFIFAが責任を取るべきだと怒りを表したという。
ノーマン・アレンゼ
「これは我々を傷つけるものだ。審判はFIFA審判委員会によって選ばれるものではないか。では、なぜ彼らが責任を取らないのか?なぜランプティを任命したのか?
SAFAは、これらの八百長の主張や内容、それが何であるかを全く知らされていないので、受け入れられない」