ニュージーランドinオーストラリア (例:ウェリントン・フェニックス)

現在、大陸間を行き来するダイナミックなチームが地球上に1つある。それが、ニュージーランド唯一のプロクラブであるウェリントン・フェニックスである。

2007年に創設されて以降、オーストラリア1部・Aリーグで戦っているのだが、オーストラリアがAFCに移転したためOFCに所属するウェリントン・フェニックスはオセアニアからアジアへと"越境"している。そのために、Aリーグで上位の成績を収めてもAFCチャンピオンズリーグ出場権を獲得することはできない。

加えて2014-15シーズンからはリザーブチームがニュージーランド・フットボールチャンピオンシップでプレー、若手選手が経験を積んでいる。

現在、サンフレッチェ広島でプレーするネイザン・バーンズも7月まではウェリントン・フェニックスの一員だった。

モナコinフランス (例:モナコ)

世界で最も有名な越境例といえば、モナコだろう。F1のモナコGPでおなじみの世界で2番目のミニ国家である。

首都モナコ市が全領土であり、モナコはUEFAにもFIFAにも加盟していない。モナコ(正式名称ASモナコ)もフランスとモナコの5チームが合併したのがチームの起こりであり、最初からフランスのリーグでプレーしている。

2003-04シーズンにリュドヴィク・ジュリを擁しチャンピオンズリーグ決勝に進んだのがハイライトだろう。

タックス・ヘイヴンとしても知られ日本人で言えば、デューク更家、中田英寿などが住居を構えている。

こうしてみると国内リーグがある・なしに関わらずよりハイレベルの戦いを求めて越境しているケースが多い。

今回のバルセロナのケースでは、スペイン側は「リーグ参加を認めない」ことで、カタルーニャ独立をけん制している。より強い対戦相手があってこそ、自分たちの存在価値も高めていくことができるわけで今後の動きに注目していきたい。

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