本日10日、日産スタジアムで開催される日本vsハイチの国際親善試合。

日本にとってこれがベストメンバーで臨む年内最後のホームゲームとなるが、チケットの売れ行きが芳しくないのか、昨夜から選手たちがSNSを通じて来場を呼び掛けている。

諸君よ、もしかしてハイチを甘く見ていないか?彼らは知名度こそないものの、身体能力は世界トップクラスと断言していいほど高く、また、欧州でプレーする選手が揃っており、決して弱いチームではない。

そこで、今回は「お金を払ってでも生で見る価値があるハイチの選手たち」を特集してみよう。

「Qolyを見ました」と言ったら割安になる…ことはないが、スタジアムに一人でも多く足を運んでもらいたい。

デュカン・ナゾン

所属:コヴェントリー・シティ(イングランド)

若手主体の来日メンバーとなったハイチだが、ナゾンは23歳にしてエースといっていい存在だ。

フランス生まれでユース代表の経験を持たないものの、2014年3月のコソボ戦でデビューすると、以来コンスタントに得点を量産。2015年にアメリカで開催されたゴールドカップでは、彼の活躍により母国はグループステージ突破を果たした。

クラブでは今年ウルヴスと契約を結び、8月にコヴェントリーへと貸し出されたが、早くも人気者になっている。

体はどっしりしているもののただゴール前に待機するタイプではなく、足元にボールを受け、曲芸的な技を使った相手の意表を突くプレーを“徹底的”に好んでいる。

日本にとっては誰よりも警戒したい男だ。