国際サッカー連盟(FIFA)は11日、「パキスタンサッカー連盟(PFF)をFIFA資格停止とした」と公式発表した。

パキスタンサッカー連盟ではこの数年間政府からの干渉が行われていると言われ、2年前から大きな問題が続いてきた。

2015年に行われた東南アジアサッカー選手権ではその影響を受けてパキスタン代表チームが辞退する運びとなっている。

そして今回、FIFAはパキスタンサッカー連盟の口座と事務所が第三者によって管理されていることを確認したという。

これは、各連盟は独立した権限の下で運営されなければならないというFIFA定款の13項に違反している。

問題が大きくなったきっかけは2015年のパンジャーブ州サッカー連盟会長選挙で、この際にパキスタンサッカー連盟会長のファイサル・サラー・ハヤートが対立候補の支持者を意図的に活動停止処分にしたという疑惑があった。

その後腐敗や汚職問題のためにハヤート氏への批判が高まり、副会長だったザーヒル・アリ・シャー氏と対立。その後行われる予定であった会長選挙は『不正投票が行われる恐れがある』として反ハヤート派は反対し、弾劾で追い詰めようとした。

泥沼の状況を解決するため、高等裁判所は暫定会長としてアサド・ムニール氏を指名。しかしそれに反対するハヤート氏は選挙を続け、当選した。しかし、それを認めない反ハヤート派は連盟の管理を手放すことを拒否している。

現在FIFAと高等裁判所はハヤートを会長に戻すよう命令しているが、アサド・ムニール氏らが依然として連盟を管理している状況にある。そして、これらの裏には国会議員らの影響力があると考えられており、政治的な干渉も行われていると噂される。

ともかく、資格が停止されたことによってパキスタンは全ての代表チーム、クラブチームが国際的な大会に出場することが不可能となる。

また、FIFAやAFCが提供する開発プログラムやコーチングコースを利用することも出来ず、支援金も受け取れないことから、連盟にとってはかなり大きなダメージになることが予想される。