悲喜こもごもだったワールドカップ予選。

ヨーロッパではEURO2016で大躍進したアイスランドが初出場を決め、北中米・カリブ海では“好ゲームメイカー”として知られるアメリカが出場権を逃した。

そんななか、ある選手の代表をめぐるキャリアが注目を集めている。

その選手の名はアロン・ヨウハンソン。

1990年11月10日生まれの26歳で、現在はブレーメンに所属するFWだ。

そんなヨウハンソンは名前から察せられる通り、アイスランドにルーツを持つ。しかし生まれはアメリカのアラバマ州であり、後3歳の時にアイスランドへと移ると北欧のクラブでプロデビューを飾った。

U-21アイスランド代表経験を持っていたヨウハンソンだが、エールディビジのAZで結果を残したことから2013年にはユルゲン・クリンスマン監督率いるアメリカ代表から招集を受け、これに応えた。つまりヨウハンソンは“鞍替え”を行ったわけだ。

当時のアイスランドはFIFAランキングでも低迷しており、EUROとワールドカップを経験していなかった。

一方のアメリカはワールドカップの常連国であり、ヨウハンソンは2014年大会や2015年のCONCACAFゴールドカップでもメンバー入り。アメリカ代表で順当にキャリアを積んでいるかに思われた。

しかし今回、2018年に向けたワールドカップ予選でアメリカはまさかの敗退を喫し、ヨウハンソンがルーツを持つアイスランドは初出場を決めた…。

ヨウハンソン自身はここ最近アメリカ代表からの招集が遠ざかっていたのだが、鞍替えをめぐるその数奇な“入れ違い”が話題になっているようだ。