今季のラ・リーガでは開幕から無敗をキープし、5勝3分で2位と好調なバレンシア。アウェイゲームでの得点が目立ち、ここまでの総得点数「21」のうち半数以上の12得点を決めている。

そして、その内の11得点が今回紹介するレッド/イエローのストライプのアウェイキット、通称“セニェーラ”を着用した試合で決めたものだ。

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Valencia CF 2017-18 adidas Away

“セニェーラ”とは、かつてのバレンシア王国も属したアラゴン連合王国のシンボルカラーである、レッド/イエローのストライプ。現在でもバレンシア州やバレンシア市の旗や紋章に使われているが、このストライプがもっとも有名なのは、独立騒動に揺れるカタルーニャ州の旗かもしれない。

この“セニェーラ”がユニフォームに使われるのは2015-16シーズンモデル以来。今回のデザインは、1979年のコパ・デル・レイ決勝戦で、バレンシアがレアル・マドリーを2-0で下して優勝したチーム(SENYERA 79)のユニフォームにインスパイアされている。

SENYERA 79へのリスペクトを感じるユニフォームの紹介動画。79年のコパ・デル・レイ決勝は“闘牛士”マリオ・ケンペスの2得点で勝利し、5度目のタイトルを獲得した。

背面の首元にはチーム名“VALENCIA CF”のプリント入り。バレンシア州旗にはブルーも使われているので、“セニェーラ”のユニフォームには必ずこの3色を用いてアイデンティティを表している。

実際に選手が着用するパンツには、左側にスポンサー“Alfa Romeo”(イタリアの自動車メーカー)のロゴが入る。

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