東アジアの3か国で争われたE1。日本代表は北朝鮮、中国には連勝したものの、韓国には惨敗を喫することになった。

日本同様に欧州組を欠いた韓国は、2メートル近い巨漢FWキム・シヌク(197.5cm/97kg)をターゲットにする攻撃を展開。

同点ゴールなどは、その圧倒的な高さをシンプルに生かしたもの。

キム・シヌクにやられたDF昌子源も、相手の得意な形でやらせてしまったことを嘆いていた。

では、今回の日韓戦はデータとしてはどのようなものになったのかを見てみたい(データはSTATS社調べ、共同通信デジタル提供)。

両チームのクロスについてのデータを比較するとこうなった。

▼12月16日の日韓戦、クロス分析

総クロス数:日本 17 vs 韓国 29

クロス成功数:日本 4 vs 韓国 9

クロス成功率:日本 23.5% vs 韓国 31%

流れのなかでのクロス数/成功率:日本 13本/23.1% vs 韓国 17本/35.3%

セットプレーでのクロス数/成功率:日本 4本/25% vs 韓国 12本/25%

前半戦で最もクロスが多かった選手:日本(伊東純也/2本) vs 韓国(キム・ジンス/3本)

後半戦で最もクロスが多かった選手:日本(車屋紳太郎/1本) vs 韓国(コ・ヨハン/3本)

やはり韓国のほうがクロスを主体にしていたことが窺える。

▼時間帯におけるクロス数と成功率

0~15分:日本 1本(100%) vs 韓国 4本(75%)

15~30分:日本 3本(0%) vs 韓国 5本(0%)

30~45分:日本 4本(25%) vs 韓国 5本(60%)

45~60分:日本 2本(0%) vs 韓国 5本(40%)

60~75分:日本 2本(0%) vs 韓国 6本(0%)

75~90分:日本 5本(40%) vs 韓国 4本(25%)

こちらのデータからも韓国がクロスを万遍なく用いていたことが分かるだろう。

「この攻撃の全て正解」というわけではないが、少なくとも日本に対して脅威であったことは間違いない。

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