ライバルはチームナンバーワンの愛され男?

まず、チームのフォーメーションは4-2-3-1を基本としている。センターハーフでプレーするのであればライバルは下記の選手たちとなる。

ラドリツァーニ会長が売らないと今夏名言した若き才能がMFのロナルド・ヴィエイラ。ギニアビサウで生まれポルトガル、ギニアビサウ、イングランドと3つの代表チームでプレーする資格がある。今のところは2017年のトゥーロン国際にも出場し、イングランドU-20代表でプレーしている。

アフリカ系特有の高い身体能力があり攻守に働くことができる。昨季はリーグ戦34試合出場で1ゴールをあげており、今季もレギュラー格として期待は高い。双子の弟ロマーリオもリーズの下部組織でプレーしている。そう、名前からわかる通り二人の名前は元ブラジル代表のストライカー達から名づけられたものだ。

これ以外にも元オランダ代表MFフルノン・アニタ、アイルランド代表MFユーナン・オケインらがいるが、ヴィエイラの相棒はこちらも22歳と若いカルヴィン・フィリップスが主に務めている。

下部組織あがりのフィリップスは「9歳で初めてエランドロードを訪れた時にチームはトップリーグで戦っていた」といい「クラブがプレミアリーグに戻るのが夢」だと語っている。

仮にトップ下のポジションでプレーすると考えると、そのポジションにはレアル・マドリー下部組織あがりのサムエル・サイスがいる。レアル・マドリーCから這い上がってきた苦労人で26歳ながらレアル・マドリー、アルメリア、ヘタフェ、セビージャ、アトレティコ・マドリーの“Bチーム”でプレー経験がある。昨シーズン、スペイン2部ウエスカでリーグ戦12ゴールをあげ、今季リーズへ引き抜かれた。ドリブル、パスに優れたテクニシャンでウィングでもプレーできる。

このように今のリーズの平均年齢は25、26歳程度と若くその中心は下部組織上がりの選手たちがいる。井手口は現在21歳だが決して若すぎる年ではないのだ。

同じぐらいの年代の若い選手と切磋琢磨しながらプレミアリーグを目指して戦うのは大きな経験になるだろう。ホームであるエランドロードは雰囲気たっぷりのスタジアムであり、素晴らしい環境でプレーできるのも大きい。

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