編集部K選出

▼キリアン・エンバッペ・ロタン(モナコ)

既にフランスリーグ界隈では超有名であろうが、今年は世界に名を広げることになるだろう。新しいアンリ、新しいマルシャルと呼ばれる17才は、もはやモナコの攻撃に欠かせない選手の一人となった。

17才当時のアザールやロリス、ピャニッチらが見せた賢さのインパクトには敵わずとも、身体的能力はそれ以上だ。


モナコでの大きな話題を集め、数多のビッグクラブへの移籍が噂されたが、最終的に同リーグのPSGにローンで加入(2018年夏には1億4500万ユーロ(およそ187.9億円)+ボーナスでの完全移籍予定)。

加入当初は「18歳の選手を過大評価ではないか」と懐疑的な見方もあったが、即座にフィットすると、ネイマール、エディンソン・カバーニと「MCN」という破壊的なユニットを形成した。

23試合で12ゴール11アシストと、その期待に違わぬパフォーマンスを見せている。

編集部S選出

▼エミル・フォシュベリ(RBライプツィヒ)

大躍進のRBライプツィヒで鮮烈なプレーを見せているのが、エースナンバー「10」を背負うMFフォシュベリだ。

卓越したテクニックを備え、パスやシュートも一級品。ここまでブンデスリーガでもトップクラスのアシスト数をマークしており、無回転フリーキックを操ることでも知られる。

正直に言えば、私はこの夏ズラタン・イブラヒモヴィッチが代表を引退したことでスウェーデンに苦難の時代が訪れると思っていた。しかし、フォシュベリの活躍によってスウェーデンは再び息を吹き返すかもしれない。クラブと代表の両方で、今年はこの男から目が離せない。


シーズン終了までRBライプツィヒの不動の司令塔として活躍。ブンデスリーガ最多となる22アシストをマークし、2位でフィニッシュしたチームの大原動力となった。

スウェーデン代表でも10番を背負い、左の中盤でチャンスメイカーとしてフル稼働。W杯欧州予選プレーオフではイタリア代表を下し、本大会出場を決めた。

だが、2017-18シーズンは怪我などもあり、少々トーンダウン。決定機に顔を出すシーンも減っており、6月までには復調が求められる。