SHARP(シャープ株式会社)は25日にセレッソ大阪とのスポンサー締結を発表した。今回はユニフォーム等ウェアへのロゴ掲出はないが、あのSHARPがフットボールの世界に帰ってきた。

かつて家電で世界を席巻したSHARPだが、近年は経営が著しく悪化。しかし台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の支援を受け経営の立て直しを図り、業績も復調傾向にある。それを裏付けるように、昨年12月には東証1部への復帰を果たした。

過去にSHARPはハンブルガーSVやツルヴェナ・ズヴェズダなど、海外フットボールクラブのユニフォームスポンサーを務めていた。しかし最も有名なのは、マンチェスター・ユナイテッドとの長期に渡るタッグだろう。

SHARPはユナイテッドにとって初の胸スポンサー契約企業。期間がクラブの黄金期と重なることもあり、SHARPのロゴはユナイテッドのユニフォームを象徴する存在でもあった。

1982-83シーズンから始まったロゴ掲出は1999-2000シーズンまでの18年間で終了。最後はユナイテッドのサポーターはもちろん、ユニフォームファンからも契約終了を惜しまれながら、胸のロゴは通信会社のvodafoneに変わった。

そこで今回は、C大阪とのスポンサー締結を機に「ユナイテッド×SHARP」を取り上げてみたい。残念ながらスペースの都合上18年間分のすべては難しいので、主に90年代のユニフォームを中心に濃密な時代を振り返ってみた。