白鵬、稀勢の里と両横綱が途中休場する波乱となった大相撲・初場所。優勝したのは平幕ながら14勝1敗という好成績を残した栃ノ心だった。

栃ノ心の本名はレヴァニ・ゴルガゼ、旧ソ連の一部で、日本では数年前まで「グルジア」と呼ばれた東欧の国ジョージアの出身だ。

ワインの産地、あるいは人類史に残る独裁者ヨシフ・スターリンを生んだことで知られるジョージア。

サッカーの代表チームは一度もワールドカップ、欧州選手権に出場したことがないものの、マニアを刺激する渋いタレントを輩出しており、しかも彼らの母国での地位はなかなか高い。

そこで今回は、缶コーヒーでもアメリカの州でもない、ジョージア出身の有名サッカー選手をご紹介しよう。

カハ・カラーゼ

ジョージア史上最高の選手のひとり。頼れるDFとして、ミランの黄金期を支え、セリエAやCL優勝に貢献した。

一方、私生活では医大生だった弟が誘拐され殺害されるという事件も…。引退後は政治家へ転身。大臣職を経て、現在は首都トビリシの市長を務めている。

ジョージ・ウェアの次に大統領になる元サッカー選手は彼かもしれない。