『Daily Mail』は28日、「ウェールズ代表のライアン・ギグス監督は、ギャレス・ベイルらチームに多くの制限を課した」と報じた。

今年ウェールズ代表の監督に就任したギグス氏。今月のチャイナ・カップで初めての指揮を取った。

チャイナ・カップでの2試合は1勝1敗という結果に終わり、優勝は逃すことになった。

しかしギグス監督がもっとも気を使っていたのは、招集した選手を負傷させないことだったという。

そのために彼が行った配慮はなかなか手の混んだものだったようだ。

まず、ホテルには卓球の施設、カードゲームの「UNO」、全部屋に大型スクリーンを完備させ、うまく休息ができるように整えた。

その一方で、チームの選手達が計画していたゴルフ大会を禁止した。

これにはもちろんゴルフ好きとして知られるギャレス・ベイルらが参加予定だった。

しかしギグス監督は「ゴルフによって背中に負担がかかり、怪我のリスクがある」としてベイルらのプレーを止めたとのこと。

また、怪我に苦しんできたギャレス・ベイルにはもうひとつ、ギグス監督が命令を送ったようだ。

それは「車を一台のみにすること」。これはギグス監督も現役時代にやっていたことで、2003年にも以下のように話していた。

ライアン・ギグス

「私は車を愛している。数ヶ月おきに車を乗り換えることが多かった。

しかし専門家からは、車の様々な剛性の高いクラッチペダルが左足に余計なストレスを加え、ハムストリングを悪化させていると指摘を受けた。

したがって、私は同じ車にこだわることを決めた。そして今季はほぼすべての試合に出場できている。難しい状況を終えたようだ」

この命令をベイルが受け入れたかどうかは定かではないが、ギグス氏は自身の経験も踏まえた上でのアドバイスを送ったようだ。

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