CL準決勝、インテルvsバルセロナ。その試合結果以上に話題となる事件が試合終了後に起こった。

試合中にティフォージからブーイングを受けていたバロテッリが、試合終了のホイッスルが鳴ると同時に、ユニフォームをピッチに投げつけ、なんとインテルティフォージが陣取るスタンドに向かって中指を立てたのだ。

さらに、怒りが収まらないバロテッリはチームメイトとのマテラッツィとも一悶着を起こしたようで、控室へ帰る“トンネル”でのエピソードを元インテルのイブラヒモヴィッチがその一部始終を暴露した。

「おれはトンネルの中でマテラッツィがバロテッリを非難しているところを見た。そんなシーンは今までに見たことないよ。もし、おれがマテラッツィの立場だったら、マリオをそっとしておいただろう。だが、マテラッツィはマリオを口撃したんだ。おれは茫然としたよ。もし、マテラッツィがおれにそんなことを言ってきたら、すぐにおれは彼を殴り倒してる!」
「マテラッツィという男はいつもトラブルの原因となるんだ。おれらはバルセロナのロッカールームに引き上げたけど、みんな目にした光景に驚いて、その話で持ちきりだったよ。選手というのは自分達が成し遂げた勝利を誇りに思うべきであり、20歳の若者を追い掛け回して誹謗するべきじゃない」

一方、インテルのキャプテン、ハビエル・サネッティはバロテッリを擁護する姿勢を取った。

「あのような勝利を台無しにするようなセレブレーションには本当にがっかりだ。僕たちは常にバロテッリの味方だ」

だが、スタンコヴィッチはファンの煽りを問題視した上で、バロテッリについてDaily Telegraphのインタビュー上で言及した。

「おれは3人の子供の父親でもあるが、マリオはまるで子供のようだ。だが、彼らに首輪を付けるわけにはいかない。ただ、あいつはファンの振る舞いに苦しんでいるし、おれもそうだ」

これまで何度も“悪童”の教育に手を焼いてきたモウリーニョも「またか・・・」というリアクションを取った。

「2008年の7月からインテルにいるが、私は“素晴らしいタレント”を教育しようと、何度も何度もチャレンジしたのだが・・・。」

クラブとしては、バロテッリに何らかの罰を与えるつもりのようだが、インテルでの立場が悪化の一途を辿る彼の将来はもはや決したかもしれない。

少なくとも来季の放出候補に彼の名前が上がることは間違いないだろう。