2011年6月6日(月) - スタッド・ドゥ・ラットル(オバーニュ)
France
1
0-0
1-1
1
Hungary
デュプルス
80+1'
得点者
45'
フタチュ


フランスの強烈な攻撃に耐えつつ、後半開始直後にリードを奪ったハンガリー。しかしロスタイムにセットプレーから失点してしまい、決勝トーナメント進出を目前にして大会を去ることとなった。

試合開始当初からハンガリーはほぼ防戦一方。激しいプレスによって全くボールを繋がせて貰えず、完全に中盤を支配されていた。さらに縦に早い攻めによってサイドを幾度となく崩され、ピンチを迎えた。これを水際で防ぎつつ、フタチュに長いボールを入れて反撃を試みたものの、なかなかゴールに近づけなかった。

だが後半開始直後、積極的に攻めて一旦フランスを押し込んだところで数少ないチャンスを生かして見せた。足元にルーズボールがこぼれてきたゴチュトニーが、ダイレクトでスルーパスを入れる。フランス最終ラインの隙を突いて飛び出したフタチュがゴールに流し込み、貴重な先制点を奪取した。

その後はとにかく引いてカウンターを狙った。フランスの守備陣は1節、2節でサイドバックをやっていた2人がセンターバックに入るという布陣で、安定感は今ひとつ。長いボール一発で裏を取れる場面もあり、運動量が落ちたことによってハンガリーの優位性は増していた。押し込まれていたが、人数をかけて中央を閉じ、序盤よりはピンチは少なくなっていた。勝利さえすれば、同時刻に行われている試合でメキシコが大差で勝たないかぎり2位以内が確定。そして、その途中経過は2-1とメキシコが1点上回るのみだった。

しかし、迎えた後半ロスタイム。トレヴェルが蹴ったコーナーキックから、デュプルスにファーでヘディングを許してしまった。これがネットを揺らし、最後の最後でスコアは同点となって試合は終了した。ベンチに座ったハンガリーのイレブンは中国が追いつくことを願ったが、その思いは叶わずメキシコの勝利で幕を閉じ、同時にハンガリーの敗退が決定した。

(筆:Qoly編集部 K)


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