12月11日、モロッコで2013年度クラブワールドカップが開幕した。初戦はホスト国リーグ王者のラジャ・カサブランカと、オセアニア王者で日本人の岩田卓也選手も所属するオークランド・シティが衝突した。

先制を果たしたのはラジャ・カサブランカ。39分、左サイドからダイレクトで出されたスルーパスに、元モロッコ代表FWムフシヌ・イアジュールが反応して飛び出し、シュートを決めた。

しかし、オークランド・シティも後半、カウンターから同点に追いつく。ハーフウェーより自陣側でボールを受けたロイ・クリシュナが中央を持ち上がる。3人のディフェンダーに囲まれながらも、連携ミスを利用して突破に成功し、たった1人でゴールを決めて見せた。ちなみに、クリシュナはフィジー人としての初のクラブワールドカップ出場選手であるため、もちろん同時に初得点ということになる。

この後互いにゴールを奪えないまま試合は終盤に突入。しかし後半ロスタイム、左サイドからのクロスからラジャ・カサブランカがチャンスを掴み、アブドゥリラー・ハフィディがこぼれ球に詰めた。これがネットを揺らし、土壇場で勝負強さを見せたモロッコ王者が次のラウンドに駒を進めた。

勝利したラジャ・カサブランカは、14日に北中米王者のモンテレイと対戦することが決定。また、同日はアジア王者・広州恒大とアフリカ王者・アル・アハリの対戦も開催される。

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