こんにちは。今年もよろしくお願いします。

新国立競技場コラムの続編で年を越すとは思いませんでした。遅筆で本当にすいません。

さて、この3ヶ月で様々な出来事がありました。一番の驚きは、やはり猪瀬直樹都知事の辞任でしょう。それでも、政府が主導して1月24日に五輪組織委員会が発足するという話があり、当初予算から大きく膨らんだ新国立競技場関連の整備費用もある程度は切り詰められてきました。

それに対応する形で、建設見直しを求めた今回の動きの中心となった建築界や「一般市民」からも多くの意見が出されてきました。そして、ようやく2013年(昨年)12月になって、日本スポーツ振興センター(JSC)の国際コンペに関わった当事者からの発言も出てきました。

そこで、今回はこれらの発言にも触れながら、槇文彦らの主張・言動を再び検証します。

new-national-stadium-japan-zaha-hadid

そして、今回のコラムの前にお断りを3つ。

前回同様、最後の部分を除いた文中の人名は全て「敬称略」です。本当は謝意を込めて敬称で呼ぶべき人もいますが、バランスの関係で呼び捨てにしました事をご理解下さい。

また、この新国立問題では様々な分野や立場の方と話をしましたので、普段のQolyコラムと違って、今回はコアなサッカーファン以外も意識した内容になっています。

そして、このコラムは「その1」です。最初は「前・後編」にしようと思ったのですが、とてもそれでは収まらない気配で……。

【次ページ】ハディド案とJSCの「根源的」問題