前回の南アフリカ大会で準優勝。指揮官がルイス・ファン・ハール監督に代わった今予選でも、若手を積極的に起用しながら9勝1分と強さを見せたオランダのブラジルW杯に向けた新ユニフォームが3日に発表された。
今年、オランダサッカー協会(KNVB)が創立125周年を迎えるため、これまで“黒いライオン”が定番だったエンブレムを国の誇りと選手たちの結束を表す“白”の記念デザインに変更。ユニフォームの方もチームカラーであるオレンジ一色のクラシカルなデザインを採用し、ニューモデルの象徴と言える“白いライオン”を強調している。
昨年11月にお伝えしたリーク情報から基本的には変わっていないが、身頃に入れられていた幾何学模様の透かしが綺麗に消えている。この辺りはモデルとみられた1988年当時のユニフォームがadidas製だったことも最終的に影響したのかもしれない。
白のパンツ、オレンジのソックスもそれぞれ単色で、近年稀に見るシンプルなコーディネート。だからこそ逆に、“オランイェ”の伝統と格式を感じさせる。
本大会では、スペイン、オーストラリア、チリと同グループに配されているオランダ。5日にはフランスとの親善試合が組まれており、この試合が両チームともにNikeによる新ユニフォームでの初陣となる。
右ひざの負傷で長期離脱していたシャルケのストライカー、クラース=ヤン・フンテラールも昨年8月以来の代表復帰を果たした。