サッカーファンにとって、毎年恒例であるこの時期がやってきた。そう、一日が1時間早くなる「サマータイム」が、本日30日よりヨーロッパの多くの国で開始された。

昼間の試合が早い時間で観られる一方、欧州の頂点を決するチャンピオンズリーグは日本時間3:45のキックオフが基本となり、人によってはライブで観戦するためにより一層の“覚悟”が必要となる時期だ。

日本でも戦後の一時期に導入され、近年もどの程度の経済効果があるかなど政府による検討が度々伝えられている「サマータイム」。欧米を中心に多数の国が導入しているのは多くの人が知るところだが、UEFA圏内で具体的にどこの国が導入しているのか、改めてチェックしてみたい。

2014年現在、「サマータイム」を導入しているのはこれらの国である。

アイルランド、アゼルバイジャン、アルバニア、アンドラ、イギリス(ジブラルタル)、イスラエル、イタリア、ウクライナ、エストニア、オーストリア、オランダ、キプロス、ギリシャ、クロアチア、サンマリノ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、セルビア、チェコ、デンマーク(フェロー諸島)、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ポルトガル、マケドニア、マルタ、モナコ、モルドバ、モンテネグロ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルーマニア、ルクセンブルク

やはりというか、導入していない国を数えた方が圧倒的に速く、それはアイスランド、アルメニア、ベラルーシ、グルジア、カザフスタン、ロシアの6カ国。旧ソ連に属していた国が大半を占めている。

このうち、アイスランド、アルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、ロシアは、過去に「サマータイム」を導入していた国。ただ、ロシアとベラルーシは他とやや異なり、両国ともに2011年に「サマータイム」を廃止しているが、その後、「サマータイム」の方を標準時間として採用している。(現在“渦中の国”であるウクライナでも2011年に同様の法案が提出。ただ、こちらは最終的に議会で否決された)

今年の「サマータイム」は10月26日(日)までとなっている。


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