7月6日、『Jornal Record』は「イングランド・プレミアリーグのリヴァプールは、ベンフィカに所属しているセルビア代表FWラザル・マルコヴィッチの獲得に近づいている」と報じた。

ラザル・マルコヴィッチは1994年生まれの20歳。若くしてパルチザン・ベオグラードでプロデビューを果たし、2012年には早くもセルビア代表に定着。昨年夏にベンフィカへ移籍し、昨季は26試合に出場し5ゴールを記録した。ベンフィカは彼の獲得に向けて2500万ユーロ(およそ35億円)のオファーを送っており、その交渉はかなり合意に近づいているという。

ただ、マルコヴィッチの保有権の50%は投資ファンドが所有しているため、ベンフィカに残るのは35億円の半分。昨年彼を獲得した際には600万ユーロ(およそ8億4000万円)を支払っているので、利益としては650万ユーロ(およそ9億円)となる。

先日はスペイン代表FWジエゴ・コスタがアトレティコ・マドリーからチェルシーに移籍したが、この際にも移籍金収入が分散する問題は広く周知された。資金に恵まれたビッグクラブに対抗するため、経済力にやや劣るチームは投資ファンドや代理人に頼って有力選手を引き入れざるを得ない状況になっているということだろう。

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