9月8日、『Gazzetta dello Sport』はイタリア・セリエAに所属しているクラブの経営状況を調査し、メンバー全体の総賃金、および最高年俸選手のデータを公開した。
近年経済状況が悪化していると言われているセリエA。2011年からは選手の総年俸は減少しており、昨季からは6300万ユーロが削減され、今季は8億4900万ユーロと計算されている。最も高かった2011年よりも2億5100万ユーロ低い値となった。
昨季から年俸総額が増加しているのはユヴェントスのみで、その他の全てのチームが減少。ミランはバロテッリ、カカ、ロビーニョを放出し、昨季の1億500万ユーロから9400万ユーロに。インテルは更に大きく、9500万ユーロから7000万ユーロと大胆なコストカットを行っている。
クラブのランキングを見ると意外に年俸総額が高いのはサッスオーロ。昨季は残留争いであったが、比較的有名選手を抱えているジェノアやサンプドリアと同等程度のコストがかかっている。逆にサビオラやマルケスと大物を獲得したエラス・ヴェローナは、意外にもそれほどコストはかけていないようだ。
▼チーム総年俸
1:ユヴェントス 1億1800万ユーロ(162億円)
2:ローマ 9800万ユーロ(134億円)
3:ミラン 9400万ユーロ(129億円)
4:インテル 7000万ユーロ(96億円)
4:ナポリ 7000万ユーロ(96億円)
6:フィオレンティーナ 5600万ユーロ(77億円)
7:ラツィオ 5510万ユーロ(75億円)
8:パレルモ 3000万ユーロ(41億円)
9:サンプドリア 2800万ユーロ(38億円)
9:サッスオーロ 2800万ユーロ(38億円)
11:ジェノア 2740万ユーロ(38億円)
12:トリノ 2700万ユーロ(37億円)
13:ウディネーゼ 2600万ユーロ(36億円)
14:アタランタ 2400万ユーロ(33億円)
15:パルマ 2050万ユーロ(28億円)
15:エラス・ヴェローナ 2050万ユーロ(28億円)
17:キエーヴォ・ヴェローナ 1830万ユーロ(25億円)
18:カリアリ 1600万ユーロ(22億円)
19:チェゼーナ 1120万ユーロ(15億円)
20:エンポリ 1100万ユーロ(15億円)
▼各チーム最高年俸選手
ユヴェントス: テベス(450万ユーロ/6億2000万円)
ローマ: デ・ロッシ(650万ユーロ/8億9000万円)
ミラン: トーレス&メクセス(400万ユーロ/5億5000万円)
インテル: ヴィディッチ&パラシオ(320万ユーロ/4億4000万円)
ナポリ: イグアイン(550万ユーロ/7億5000万円)
フィオレンティーナ: マリオ・ゴメス(425万ユーロ/5億8000万円)
ラツィオ: クローゼ(200万ユーロ/2億7000万円)
パレルモ: ソッレンティーノ(90万ユーロ/1億2000万円)
サンプドリア: セルヒオ・ロメロ(170万ユーロ/2億3000万円)
サッスオーロ: ベラルディ(110万ユーロ/1億5000万円)
ジェノア: マトリ(100万ユーロ/1億4000万円)
トリノ: クァリャレッラ(75万ユーロ/1億円)
ウディネーゼ: ディ・ナターレ(130万ユーロ/1億8000万円)
アタランタ: デニス(120万ユーロ/1億6000万円)
パルマ: カッサーノ(150万ユーロ/2億1000万円)
エラス・ヴェローナ: トーニ(100万ユーロ/1億4000万円)
キエーヴォ・ヴェローナ: パロスキ(70万ユーロ/9600万円)
カリアリ: コンティ(50万ユーロ/6900万円)
チェゼーナ: マリルンゴ(40万ユーロ/5500万円)
エンポリ: タヴァーノ(30万ユーロ/4100万円)