さらに、近代競馬発祥の地であり、フットボールの母国でもあるイギリスを象徴するような人物が、現在65歳のミック・シャノン調教師だ。

サウサンプトンFCのレジェンドと言える一人で、デビューから12年間在籍したセインツでストライカーとして活躍。1973-74シーズンにイングランド1部の得点王を獲得し、1976年にはクラブ唯一のタイトルであるFAカップ優勝に貢献している。

イングランド代表でも46試合に出場、21ゴールという立派な成績を残した。

シャノン氏はプロサッカー選手として30代後半までプレーした後、競馬の調教師に転身すると、こちらでも才能を開花。今では国内有数の実力者となっており、数多くのG1を制覇している。

2007年の凱旋門賞でディラントーマスと頭差2着に入ったユームザインもシャノン調教師の管理馬であった。

イギリス恐るべしである。