西アフリカで甚大な被害が出ているエボラ出血熱の流行。

大きな被害が出ている国のひとつであるシエラレオネ出身でMLSのフィラデルフィア・ユニオンでプレーするMFマイケル・ラフードはこう語る。「エボラはとてもリアルなものです。例え僕たちから数マイル離れていようともとてもリアルで、目と鼻の先にあるとても大きなものなのです」

そのラフードと協力者たちは今度の日曜日に“ Kick Ebola In The Butt”なるイベントを行う予定だという。同イベントは柔らかなボールを参加者のButt(お尻)に蹴りつつ、寄付をするというものだそう。チームメイトのMFアモビ・オクゴ(アメリカ)、GKアンドレ・ブレイク(ジャマイカ)も参加するそう。

イベントの収益金はエボラとの戦いをサポートする慈善団体に全て寄付される予定で、ラフードは「このイベントは人々にエボラとの戦いへ参加してもらうインタラクティブ(相互的な)方法です。そして、単にエボラとの戦いだけでなく、エボラの予防も」と話している。

そのラフードは助力できることは何でもするつもりだという。

「シエラレオネにいる同胞の人々は希望を与えてくれるもの全てを切望しています。国を破壊した12年以上の内戦が終わったところで、今度はこれです。このキャンペーン(下記)と日曜日のイベントによって、流れが変わる始まりとなることを願っています。そして、シエラレオネだけでなく、西アフリカと全てのアフリカの人々の幸運を」

この、# KickEbolaInTheButt Challengeは「(エボラについての)認知を向上させて寄付を集めることで感染した人達を助け、世界へのウイルスの蔓延を防ぐ」という趣旨のもとすでに9月からフィラデルフィア・ユニオンの選手らも参加して行われているようだ。

ルール的には2人一組で行い、もしお尻に当てられたら当てられた人が寄付を、当たらなかった場合は蹴った人が寄付をするというもの。ちなみに、同キャンペーンのロゴが古びて錆びた感じになっているのは、エボラ出血熱が初めて発生した1976年以来ほぼ40年に渡ってエボラウイルスがアフリカ大陸を脅かしてきたことを示すものだそう。

詳しくは公式HP、「http://www.kickebolainthebutt.com/でご確認を。

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