今週木曜日の13日、いよいよ開幕する湾岸諸国による最強国決定戦、ガルフカップ。

今年で22回目を数えるこの大会、最多優勝は1970年代から90年代にかけて強さを誇ったクウェートの10回。ただ、21世紀に入ってからは、オマーンの台頭、さらにUAEが2007年に悲願の初優勝を飾るなど新たな勢力図が生まれており、昨年バーレーンで開催された第21回大会ではUAEが2度目の優勝を果たした。

この地域で最も“ホット”な国と言えば、やはり2022年のW杯開催が決まっているカタールだろう。開催について疑問を呈する声は絶えないが、W杯に向けた強化に関しては今年、AFC U-19選手権に初優勝したことで一つ大きな道筋をつけたと言える。人口200万人弱の裕福な国カタールでの選手育成という困難なプロジェクトを、スペインなど強豪国の指導者の知恵を借りながら着実に前へ進めており、それも決して“付け焼刃”でないことは先日のU-19カタール代表チームのプレーを見れば明らかだ。

来年1月のアジアカップでも注目されるカタールが先日、ガルフカップ2014に向けた新ユニフォームを発表した。

Qatar 2014-15 Nike Home

カタールは2010年にNikeと契約。ホームに採用されている栗色は国旗由来のカラーで、過去の戦争によって流された血の色を表している。

カタール国旗は元々、より赤らしい赤だったが、1936年に現在の色に変更された。

Qatar 2014-15 Nike Away

アウェイはホームの色違いで、もう一つの国旗カラーで平和を表す白がベース。ニューモデルはいずれも両肩のテープが印象的なデザインとなっている。

ガルフカップでは、1992年、2004年と過去2度の優勝を誇るカタール。しかし、いずれも地元開催の大会であり、今回はサウジアラビアの地で5大会ぶり3度目を目指す。

グループステージではその開催国サウジと13日の開幕戦で激突するほか、イエメン、バーレーンと対戦する。

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