先週末のプレミアリーグでは、サッカーの素晴らしさを感じるこんなシーンがあった。

【映像は横向きになっています】

これはWBA対ニューカッスル・ユナイテッド戦が行われたWBAのホーム、ホーソーンズでのシーンである。試合中にもかかわらず観客席から立ち上がり拍手を送り続けるWBAサポーター・・・。

一体何が起きたかというと、実はこの拍手、先日精巣がんを克服し病院を退院したニューカッスルMFホナス・グティエレスに向けたものである。前半18分になるとホーソーンズは万雷の拍手に包まれ、病魔との格闘を終えた相手チームの選手にWBAサポーターたちが敬意を表したのだ。ちなみに、「18」という数字はホナス・グティエレスのニューカッスルでの背番号である。

Qolyでもこれまでその経過をお伝えしてきたホナス・グティエレスに関するニュース。すでに伝えられているところによれば、ホナス・グティエレスはすでに退院しており、早ければ12月半ばまでにトレーニングに復帰できるという。そんな朗報を知ったWBAのサポーターおよびクラブ側はこうした“お祝い”を試合中に用意していたのだ。試合中でありながら、チーム間を越えこうした心の交流が行われることは実に素晴らしいことだろう。

他にもスタジアムではこんなフラッグも。

"WELL DON JONAS!!(ホナス、よくやった!)"と書かれたこのメッセージボードは、なんとWBAファンが差し出したものらしい。ホナス・グティエレスがゴールパフォーマンスでよく使う、スパイダーマンのお面も描かれている。

他にもこのような弾幕をWBAファンは制作していたそう。この弾幕はWBAのマスコットであるバギーバードとアルビへと渡され、スタジアムを周りあらゆるサポーターの前に露出されたという。

ちなみに、現地時間10月4日に行われたスウォンジー対ニューカッスル・ユナイテッド戦でも、リヴァティー・スタジアムからホナス・グティエレスに向け激励の拍手が行われた模様。オーロラビジョンにはホナス・グティエレスの写真が映し出され、 "GET WELL SOON JONAS(早く良くなってね、ホナス)"のメッセージが掲載された。

ニューカッスルは今回のホナス・グティエレスのを受けて、"United With Jonas(ホナスと一緒)"というスローガンを掲げてきた。今、そのメッセージはチームを超え英国中に波及している。「サッカーの母国」と呼ばれる国、サッカーが担うべき美しい使命を見た。