丸山「あとは、その目標を自身がイメージできるか。それを明確にイメージすることが大切なんです。
それであれこれ考えた結果、これまでのアジアでの経験などを踏まえて自分がイメージできる最大のイメージ像が『日本代表としてW杯に出て、大会を通じて3得点を取る』ってことだったんです。
『レアル・マドリーで背番号10を背負う』や『FIFAバロンドール』、『W杯の優勝』などもイメージしてみましたが、何度考えても無理でした。それがあっての、『日本代表としてW杯に出て、大会を通じて3得点を取る』でした」
――立派な夢ですね。
丸山「もちろん簡単じゃないです。今の僕を知ってる方からすれば笑われるかもしれません。
けど、自分が描けるMAXの目標がこの内容で、そこから逆算してキャリアを考えるようにしています。
現在セレッソ大阪に所属する平野甲斐選手も、先日までタイのブリーラムにいました。カターレ富山ではあまり出場機会がありませんでしたが、ブリーラムでACLベスト8に入り、そこから逆輸入という形でJリーグへと復帰しています。
なるほど、と。
タイ・プレミアリーグに行けばJリーグの強豪でプレーする可能性があって、仮にセレッソ大阪で結果を出せれば自分も日本代表が見えてくる。
そういうことを考えると、『おれもアジアでいいんじゃないか』と考えるようになっていました」