ヴァンフォーレ甲府は4年ぶりのJ1に臨んだ2011シーズン、監督交代に伴う戦術転換がチームの混乱を招き、ハーフナー・マイクらを擁しながら一年でJ2へ降格。苦い経験となったが、これを糧にしたからこそ2012年に就任した城福浩監督のもとでの幸せな3年間があったのかもしれない。

熱き指揮官に率いられたチームは1年目、初のJ2優勝でJ1復帰を果たすと、J1でも持ち前の堅守を武器に、2013シーズンは15位で残留。そして昨季、センターフォワード不足により再契約したDF盛田剛平やMF石原克哉らベテラン選手が貴重な戦力として活躍し、終わってみればクラブ史上最高の13位という成績を収めた。(盛田はクリスティアーノと並ぶチーム得点王に!)

当然契約延長のオファーはあったが、城福監督がこれを固辞。クラブは後任として、前・横浜FMの指揮官、樋口靖洋氏を招聘している。

経営的にも「地方クラブの優等生」といえる甲府はこのオフ、2013年に期限付き移籍で加入していたGK河田晃兵(G大阪)を完全移籍で獲得。クリスティアーノが柏レイソルへ移籍した前線にはアドリアーノ(徳島)を加入したほか、ブルーノ・ジバウ、ウィリアム・エンリケという二人の若手ブラジル人MFが期限付き移籍でチームに加わっている。

Ventforet Kofu 2015 Mizuno Home

昨季、2013年のユニフォームを継続使用した甲府は2日、2015シーズンの新ユニフォームを発表。

ホームはクラブカラーである青をベースに、戦国時代に名をはせた武田氏の「赤備え」をイメージさせる赤という伝統の組み合わせ。

昨季のボーダーから斜めのストライプへと変更し、よりスピード感と力強さを強調。この斜線のデザインには“上昇志向"(右肩上がり)の意味合いも込められている。

Ventforet Kofu 2015 Mizuno Away

白のアウェイもホームと同じテンプレートで、こちらは3色のGKモデルとともに濃淡で“上昇志向"を表現。FP用パンツのラインはいずれもゴールドが使われているようだ。

ユニフォームスポンサーは、胸の「はくばく」、背中の「東京エレクトロン山梨」が継続。袖は新たに「山梨中央銀行」と契約を結んでいる。

◆Jリーグ 2015シーズン新ユニフォームまとめ(J1・J2・J3)

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