――リトアニアという国にはどういった感想をお持ちですか?

丸山「リトアニアはとても閉鎖的な国です。

バルト三国は軒並みそういう印象のある国だと聞いていましたが、リトアニア以前に訪れていたラトビアと比べてもかなり暗いというか、厳格というか、とにかく外国人に対してウェルカムな雰囲気は感じません。スーパーマーケットなどで買い物していても冷たい視線を感じます。

まあ、ただタウラジェという街が人口3万人ほどで、外国人に慣れていない土地柄という理由もあると思い、彼らも驚いてるのかな?と、あまり気にしていません。

今はイタリア人やロシア人、セネガル人の外国人仲間がいますが、当初はひとりだった時期もあり、その頃は毎日かなり辛かったです(笑)」

――ついに憧れていたヨーロッパでのプレーですね。いろんな感情があると思いますが、大部分を占めるのはどんなものですか?

丸山「たくさんの人に有形無形を問わず応援してもらいましたし、それがなければ今頃どこで何してたのか分かりませんから、感謝の気持ちが120%です。

サッカーの状況も含め現状は課題しかないですが、まずはヨーロッパでプレーしながら問題解決にトライしていける環境を与えてもらったことに心から感謝したいです。

あとは、やっとスタートだな…と。

リトアニアは先日イングランドにボコボコにされてた程度の国ですし、自分の目標から考えるとまだまだ足りないところだらけです。とにかくここからもっと頑張って行きたいと思ってます」

※先日ウェンブリーで行われたEURO2016予選、リトアニアはイングランドに0-4で敗戦

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