クリス・イートン
(国際スポーツセキュリティセンター エグゼクティブディレクター)
「(政府の捜査や罰則について)
法律の整備はとても、とても遅れている。世界基準に追いつくまでには長い道のりがある。そして、政府はより多くの責任を取らなければいけないし、共に戦う必要がある。
誰もが選手を批判しようと躍起になっている。そして、そこに非難がある。
しかし、本当の犯人は買収をしている者たちだ。彼らは八百長ギャンブルによって金を儲けている。それは政府の失敗である。
政府は、スポーツに責任を押しつけている。国の中で組織的な犯罪が行われているという責任をね。
多くの人々は、必死にピッチ上で行われる腐敗の規模を小さくしようとしている。各クラブのレベルからFIFA自体に至るまで、共に努力をする必要がある。まだ我々は銀の弾丸を探すことが出来ていない。
この5年の間で、選手と審判が起訴されることは急増した。しかし、我々は八百長が止まるところを見ることは出来なかった。
スポーツは問題を理解している。しかし、政府はスポーツが答えを出すのを待っている。
しかし、これは政府の問題なのだ。変化をもたらすことができる人々――世界の政府がやっていることは、全く十分ではないのだ」
元FIFA捜査官、中国とインドの八百長問題を指摘
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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