『Sky』は「イタリア代表FWシモーネ・ザーザの代理人は、ウェストハム・ユナイテッドに移籍するための会談を行っている」と報じた。
シモーネ・ザーザは1991年生まれの24歳。アタランタとサンプドリアで育成されたものの、レンタル移籍したヴィアレッジョやアスコリ、2013年にユヴェントスとの共同保有で加入したサッスオーロで実績を積み重ねてイタリア代表に上り詰めたストライカーである。
今夏ユヴェントスはサッスオーロに放出していた彼を1800万ユーロ(およそ24.4億円)という大きな金額で買い戻したばかりであるが、記事によれば退団に近づいているようだ。
条件については1年のローンで、買い取りオプションが付随する形になる可能性が高いという。
そしてこの移籍は、先日から退団の噂が上がっていたスペイン代表FWフェルナンド・ジョレンテの去就にも影響を与えそうだ。
ジョレンテはこのところリーガ・エスパニョーラのセビージャに移籍する可能性が高いと言われていたが、今のところユヴェントスが納得するだけのオファーは来ていないと考えられている。
『Tuttosport』は「ザーザの放出が決まった場合、ジョレンテはチームに残される可能性が高い」と伝えており、このままならどうやら残留への道筋を歩くことになりそうだ。
加えて、『Gazzetta dello Sport』は「バイエルン・ミュンヘンは、ユヴェントスのフランスU-21代表FWキングスレイ・コマンの獲得に向けて2000万ユーロ(およそ27.2億円)+ボーナスのオファーを送っている」と報じている。
ここまでパウロ・ディバラを初めとして多くの補強を行ってきたユヴェントスは、このオファーを受ける可能性があるのではないかと推測されている。
フリーで獲得したコマンを1年後に高額で売却できるというのは商売として非常に素晴らしいものであり、確かにクアドラードの獲得が決まればコマンを残しておく必要性は少なくなるのも事実だ。