FWについて(その2)

武藤が今回海外に行きましたけれど、国内のリーグから彼のような選手がどんどん出てほしいと思います。

彼は真ん中でプレーできる選手です。走るスピード、戦う意識のところですね。

新しいクラブに入ったばかりなのでなかなかまだ結果はすぐには出せませんけれど、我慢していればいつか公式戦で点が入る、と。

ただまだ慌てる状況があるので、クラブでしっかりプレーしているのは良いことですし、彼のスピード、彼の戦う意識がA代表に何かをもたらしてくれると思います。

ヨーロッパに初めて彼が行っているので、向上はどんどんすると思います。ドイツのリーグでプレーしていれば向上するのは間違いないです。

規律もディシプリンもありますし、頑張り屋さんでもありますし。一年後には違うクオリティを見せてくれると思っています。

岡崎ですけども、人間性もサッカー面も素晴らしい選手です。

彼はクラブを代えましたけども、(フランス人コーチの)ジャッキー・ボヌベーに見に行ってもらって、彼とも監督とも話してもらって、かなり満足しているとも話していました。リーグ戦でこの前かなり重要な得点も取りましたし。

彼のしっかりと頑張るところ、それから戦うところ。それをもって彼は先発メンバーに入りこみました。イングランドではこの二つの要素がかなり先発メンバーに入るのに大事になってきます。もう何点取るかどうか、さらに期待しています。

我々の今のA代表の問題、効果的なプレーがないので(?)、我々にとっては重要な選手。彼がパフォーマンスが良いというのが我々にとって重要な要素になると思います。

興梠は大迫と競争していた選手です。

大迫が残念ながら怪我をしてしまいまして、ドクターとコンタクトを取りまして合宿には連れてこれない、ということになりました。それがあったので興梠を呼びました。

中国でも我々と一緒にいましたし、彼もテクニックのクオリティは高いと思います。

いろんなことをまだ伸ばしてほしいという話をしましたし、フィジカル的にももっと良い準備ができるよ、という話をしました。ゴール前でもっと効果的なプレーをしろ、という話もしました。

そして、このような選手が国内リーグにまだ少ないので、彼なんか貴重な存在になるのではないかな、と。

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