今冬、Jリーグにやって来そうな外国人選手10人（アジア枠編）

エファン・ディマス

国籍：インドネシア
ポジション：MF
年齢：20歳
所属：ペルセバヤ・スラバヤ (IND)

視野の広さに長けた「インドネシアのイニエスタ」。スラバヤ生まれスラバヤ育ちで、地元では「アナック・アジャイブ(神秘の子)」と呼ばれ絶大な人気を誇る。

167cmと小柄な体格から繰り出されるパスは非常に正確で、インフラ設備が未発達なインドネシアのピッチにおいてもミスの少ない選手である。そのパスと視野の広さを買われ、昨年はU-23代表に飛び級招集。更にはA代表選出と正に飛躍の年となった。

Jリーグ入りに関しては昨年11月にインドネシアメディア内で『ジュビロ磐田のトライアルに参加？』と報じられたが、同日に開催されるA代表合宿を優先して断っている。また今年8月にはスペイン2部リャゴステラのトライアルに参加したが、不合格となった模様。需要の高いゲームを作れるタイプの選手ということで、合同トライアルに参加した場合は複数のJクラブが獲得に興味を示すのではないかと思われる。

【Jに来るかも知れない度】★★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★

ティーラトン・ブンマタン

国籍：タイ
ポジション：DF
年齢：25歳
所属：ブリーラム・ユナイテッド (THA)

今やタイの絶対的王者となったブリーラム・ユナイテッドの主力として活躍する攻撃的左サイドバック。ブリーラム・ユナイテッドの前身チームからプレーしており、今やチームでも最古参の選手となった。長らく左サイドバックのレギュラーとして活躍しており、国際経験も豊富。2010年から選出されているタイ代表ではキャプテンも務めている。

彼の長所は何といっても正確な左足。その精度はアジアでも屈指のレベルにあり、今年のACLガンバ大阪戦で2戦とも直接FKによるゴールを奪ったことは記憶に新しい。

今秋に『Jクラブがオファーを出した』とタイメディアにて報じられたが、ブリーラムの会長はその申し出を断ったとのこと。なんでも会長は「ブリーラムよりも素晴らしいチームで、レギュラーとして出場できる条項が備わっていないと出さない」という意向を持っている模様。興味を示しているクラブにとってはこの高いハードルをクリアしないと彼と契約出来ないようである。