『Cadena SER』は「アル・ナスルの監督を務めているファビオ・カンナヴァーロ氏は、レアル・マドリーについてのインタビューに答えた」と報じた。
2006年のワールドカップでイタリア代表を優勝に導き、そのレアル・マドリーに加入したカンナヴァーロ。リーガ2連覇を達成した後、バルセロナの台頭を経験し、その後ユヴェントスへと去って行った。
今季のマドリーについては「一貫性を欠いている」と話すとともに、アンチェロッティ体制でコーチに選ばれなかったのはフロレンティーノ・ペレスの選択だったと思うと語った。
ファビオ・カンナヴァーロ
「(今季のレアル・マドリーについて)
このチームは一貫性を欠いているところがあるね。カルロ・アンチェロッティ監督はとてもチームを良く導いて、チャンピオンズリーグを勝ち取った。
しかし、監督を変えた時、新しいシステムになった時、そこに慣れるのは簡単なことじゃないんだ。
我々が言えるのは、シーズンが終わった時にトロフィーを勝ち取ることが出来れば、ラファ・ベニテス監督がマドリーにとっていいコーチであるということだけだ。
我々はクラブの文化も、ファンのメンタリティも全て理解している」
「(コーチとしてレアル・マドリーに戻ることはない?)
私はマルセロやセルヒオ・ラモス、ペペといった選手達といい関係を続けているよ。彼らは私とともに成長したし、彼らがチャンピオンズリーグを勝ち取ったところを見て誇りに思った。
コーチは選手に経験を分け与えなければならない。僕は多くの経験を持っている。
選手達との関係は、アンチェロッティが私をバックルームのスタッフに求めてくれた主な理由だった。しかし、クラブはジネディーヌ・ジダンを選んだ。
思うに、それはフロレンティーノ・ペレスが、僕ではなくジダンを選んだからだと思うよ」
「バルセロナに6-2で敗れた時は、自分のサッカー人生最悪の瞬間だったね。2連覇した後、その年は全てが変わった。
バルサはピッチのあらゆるところで叩きのめしてきた。試合後のドレッシングルームでは、誰一人喋らなかったね。
我々はただ起こったことを忘れようと努めた。それはラモン・カルデロンのサイクルが終わった瞬間だったんだ」